「ノミダニの予防もしたし、シャンプーもしたのに、うちの犬はいつも体を掻いているよ」なんてことはありませんか?
もしかしたら、ワンちゃんは膿皮症かもしれません。
濃皮症は細菌による感染性皮膚症です。
皮膚の表面に感染するもの皮膚の内側に感染するものがあります。
夏場に多く発症しやすく、不衛生な環境の中で皮膚が汚染されたり、擦り傷・咬み傷から黄色ブドウ球菌などの細菌が感染し発症に至ります。
他の皮膚病に合併して症状を複雑化することが多いです。
また、過度の洗顔や犬の体質に合わない成分を含んだシャンプーを使用しても原因となることもあります。
皮膚治療に効果的なのはオーガニックしっとりシャンプー、エピスース・シャンプーです。
主な症状
皮膚が局所的に赤くなりかゆみがあります。
また、中心部の古い病変部が黒くなり、かゆみが強く、なめたり引っかいたりすると短期間で脱毛します。
重症の場合は腫れたり、膿んだり発熱、痛みを伴います。
原因
膿皮症の原因はブドウ球菌の感染ですが、肝臓病など他の病気に伴って起こることもあります。
治療
治療には幹部周辺の毛を刈り、薬用シャンプー(オーガニックしっとりシャンプー、エピスース・シャンプー)で洗って患部に抗生物質の軟膏を塗ります。
重症の場合には抗生物質の経口薬を併用すると良いでしょう。
また、皮膚病を患っている犬と他の犬の接触は避けてください。
過度なシャンプーは症状を悪化させますが、最低でも3週間、数ヶ月単位での薬用シャンプー(オーガニックしっとりシャンプー、エピスース・シャンプー)での根気強い治療が必要となります。
皮膚にかゆみや痛みがある、にきびのようなものが皮膚にポツポツと出て、激しく掻いている等の症状が現れたら、獣医師さんに相談してみてください。
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