犬や猫にも口内炎は発症します。
しかし犬と比べて、猫のほうが、口内炎を発症する割合が高いとのことです。
犬、猫がごはんを食べなくなった
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口内炎の種類
犬や猫の口内炎ができる原因は、「系統性口内炎」、「壊死性口内炎」、「潰瘍性口内炎」の3つに分類されます。
系統性口内炎
レプトスピラ病や糖尿病、腎臓病、ビタミン欠乏症などの全身の病気が原因となって発症
壊死性口内炎
歯周病が原因の歯肉炎により引き起こされる口内炎
潰瘍性口内炎
身体の免疫が低下した場合に、細菌感染を起こすことにより発症
口内炎の治療は、病気が原因であるならば、病気の治療を行います。
口内炎そのものの治療については、抗生物質や痛み止め、ビタミン剤などを使います。
口内炎になると…
犬の場合、口の中を前足で引っかく仕草をしたり、よだれをたらしたり、食欲不振や口臭が出たりします。
猫の口内炎は、慢性になりがちで、動物病院に通院することになった原因として多くあげられる病気です。
猫の口内炎の原因は、口の中に傷ができることや、アレルギー、歯石などが考えられますが、猫白血病や猫エイズなどのウイルス感染や糖尿病が原因で発症する口内炎が多くみられます。
猫が口内炎になってしまった場合、犬と同じように、前足で口を引っかくようにしたり、よだれが多い、食欲不振、口臭があるといった以外にも、口や顔全体が腫れてしまうとかの症状が見られます。
口内炎の発覚
食事をする時、口の中は痛いにも拘らず、空腹のため、食事を口に入れる→痛みが原因となって首を振ったり、悲鳴を上げたりする→また食べる…という行動を繰り返し、飼い主が不思議に感じて病院に連れて行き、診察時に口の中をみて、初めて口内炎があることを気付くという場合が多くみられます。
猫の口内炎は、慢性化することが多く、特に、猫白血病や猫エイズは、一度かかると治りませんので、口内炎の薬をずっと継続し続けないといけないかも知れません。
また、食事を充分に摂ることが難しいので、体力の弱い猫や老猫が口内炎にかかると、生命に影響する可能性もあります。
口内炎にかかったら缶詰のウェットフードを与えたり、ドライフードを水でふやかし、やわらかくして与えるなど、口の中に刺激を与えないよう工夫をしてあげたいものです。
また、工夫をしても食べられない場合は、動物病院で栄養剤入りの点滴をしてもらえますから、早めに獣医さんに診てもらいましょう。
口内炎の予防
予防方法は、普段からお口の中のケアをしてあげることが大切です。またビタミンが不足しないように、栄養のバランスにも気をつけましょう。