ペットが病気になった時、まずするべきことは、言うまでもなく病院に連れて行くことです。
一緒に暮らしている飼主だからこそ分かることもたくさんありますが、医療については獣医がプロですから、生半可な知識で飼主が勝手に処置をしてはいけません。
かかりつけの病院にすぐに連れて行きましょう。
どこの病院も予約制をとっているところが多いですが、急病なら受け付けてくれるはずです。
ぐったりしている、まったく食事もしない、というような重篤な状態の場合は、悠長に予約などしてられません。
電話で状況を説明し、連れて行くと良いでしょう。
ペットの病気は病院に連れて行くだけ、と言ってしまえばとても簡単に聞こえるかもしれませんが、その前に準備すべきことはたくさんあります。
かかりつけの病院を見つけておくこともそうですし、飼主がオロオロしてしまっては困りますので心の準備もしておかなければいけません。
病院に行けば適切な治療を受けられますが、実はその前の準備段階のほうが大切、と言っても過言ではありません。
例えば普段元気だから一度も病院に連れて行ったことがなかったとしましょう。
当然行きつけの病院もありません。
急に愛猫や愛犬の様子がおかしくなったら、病院を探すところから始めることになります。
今は誰でもインターネットに接続できる端末を持っていますので、近くの動物病院を見つけることはさほど難しくはないでしょう。
しかし、ペットが病気になったのが夜中だったらどうでしょうか。元旦だったらどうでしょうか。
いくら日本に動物と暮らす文化が定着しているとはいえ、さすがに人間のように24時間救急で受け付けているような動物病院は多くありません。
総合病院のように平日の午前中しか開いていないというような病院は稀ですが、土日は診療時間外になっているところが多くあります。
年中無休の熱心な動物病院もないわけではありませんが、深夜に診療しているようなところはほとんどありません。
しかし、いつも診察している患者に対しては、緊急連絡先を教えている獣医が多いのも事実です。
病気に盆も正月もないことは獣医が一番よく知っていますので、いつも診ているペットであれば、緊急診療もしてくれます。
もしも行きつけの病院がなかったら、診療時間になるまで待たなければいけません。
診せるのが遅くなったばかりに間に合わなかった、というような事態も起こり得ます。
日頃から行きつけの病院を決めておくことがいかに重要か、お分かりいただけたことでしょう。
具合の悪そうな時だけ連れて行くか、元気でも定期的に連れて行くかは飼主の自由です。
費用もかかることですので、無理をする必要はありません。価値観の違いもあるでしょう。
病院が好きなペットはいませんので、連れて行かれるだけでストレスになります。
行きつけの病院を決めるのと、定期的に連れて行くかどうかは別の話です。
ただ、診療を受けたことがあっても、その後何年も経っているというのでは行きつけの病院とは言えません。
人間でも年に1度くらいは健康診断を受けますので、ペットも年に一度、元気であっても血液検査をするのが良いでしょう。
行きつけの病院を決めること以上に大切なのが、飼主の心構えです。
犬や猫は人間よりも短命です。10歳を過ぎると、どんな健康な犬や猫でも病気の1つや2つ、するようになります。
この時、飼主がパニックにならず、冷静に事実を受け止めることが大切です。
ガンやエイズなど、命に関わる病気になることもあります。
大切な家族との別れは悲しいですが、人間より長生きはできないのですから、いつかは別れがやってきます。
最後まで真摯に向き合い、出来る限りの医療をうけさせてあげることが、一番重要なことです。
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